ワットプラケオはバンコクにあるタイの王宮寺院。正式名称は『ワット・プラシーラッタナサーサダーラーム』で、1784年に建立されました。
王宮と同じ敷地内にありますが、ワットプラケオは四方八方が白壁で囲まれています。
ワットプラケオには、エメラルドの仏像「エメラルドブッダ」が安置されており、別名「エメラルド寺院」とも言われています。
バンコクの3大寺院(ワットプラケオ、ワットポー、ワットアルン)の1つでもあり、観光スポットとしてもおすすめ。
今回は、エメラルドの仏像が目印のバンコクのワットプラケオ(王宮寺院)を詳しくご紹介します。
王宮の敷地内にあるワットプラケオ(王宮寺院)
ワットプラケオは、ビルマ軍の侵攻を避けるためトンブリーにあった王宮をバンコクに移動させたとき、同時に建立されました。
オレンジ色に緑のふち、白壁がとても鮮やかで印象的なワットプラケオ。王宮のための寺院ですが、観光客も非常に多い。
ワットプラケオは、夜のライトアップされた姿も絵になります。
ワット・プラケオ
住所:Na Phra Lan Rd, Khwaeng Phra Borom Maha Ratchawang, Khet Phra Nakhon, Krung Thep Maha Nakhon 10200 タイ
拝観時間:8:30~15:30
料金:500バーツ
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金色の仏塔が輝く
ワットプラケオにある金色の仏塔は、プラ・シー・ラタナー・チェディと言いますが、ラーマ4世によって建立されました。
黄金に輝く色で目を引きますが、同じ仏教国でもあるスリランカの仏塔スタイルを取り入れています。
まるで日本の金閣寺のような、黄金色で豪華な仏塔だと感心してしまいます。
ワットプラケオは、王宮寺院であり王室専用の寺院でもあります。同じ敷地に王宮もありますが、この王宮は歴代の王たちが暮らした宮殿があります。
ラーマ1世により建立されたドウシット・マハー・プラーサート宮殿、ラーマ5世により建立されたチャクリー・マハー・プラーサート宮殿もありますので、興味のある方は、見学してみるといいですね。
エメラルドの仏像(エメラルドブッダ)
エメラルドの仏像は、宝石のエメラルドでできているのか?と誰もが思うでしょうが、実はヒスイでできています。
大きさ48.3㎝で高さ66㎝。もともとワットプラケオはエメラルドの仏像を安置させるために建立されました。
エメラルドの仏像は、ワットプラケオが建立される以前の14世紀に作成されたであろうと言われていますが、定かではありません。
エメラルドの仏像は古い仏像であり、長い歴史を持っています。記述によると、1434年のチェンライで落雷があった時に発見されました。
ランパンからチェンマイへ、次にラオスのビエンチャンに214年間安置されました。
その後、ラーマ1世がビエンチャンを破り、エメラルドの仏像は以前王朝のあったトンブリーに安置されましたが、ビルマ軍の侵攻時を避けるためにワットプラケオへと移動することにしたのでした。
以降、エメラルドの仏像はワットプラケオに安置されています。
エメラルドの仏像は年に3回衣替え
エメラルドの仏像は年に3回(3月、7月、11月)、季節に合わせた衣替えをする儀式が行われます。
神格化されたエメラルドの仏像は、神聖な存在です。タイの国王、仏教僧たちは神聖な儀式をするのです。
プラ・モンドップは図書館
ワットプラケオの敷地内に、プラ・モンドップがあります。ラーマ1世によりこの図書館が作られましたが、一般市民は使用できません。
この図書館には神聖な仏教経典などが収められています。またカンボジアのアンコールワットの美しさに感動したラーマ4世は、プラ・モントップの近くにアンコールワットの模型を作らせました。
8つ並んだ仏塔
ワットプラケオの東側に、8つの仏塔が並んでいます。これはラーマ1世によって作られました。仏教の8つの要素が組み込まれていて、色が違います。とても興味深い塔です。
仙人像(ルーシー像)
これはブロンズ像の仙人像ですが、ヒーリングパワーを持っていると言われています。
寺院の西側に安置されていますが、片ひざを立てた形で座り、微笑んでいる姿が印象的です。豪華に飾られた御堂の前に座っています。
タイの寺院では服装に注意
タイにある寺院では、男性・女性ともに露出の多い服装を控えるように義務付けられています。
男性の短パンやタンクトップは厳禁、女性のミニスカートや短パン、タンクトップやノースリーブのワンピースなども厳禁です。
できるだけ長めのスカートか、長ズボンをはくようにしてください。露出の多い服装は、宗教上の理由で仏様にも失礼に当たってしまうため、注意が必要です。
もちろんアルコールを飲んだ後の寺院見学も厳禁です。特にワットプラケオは、王室専用の寺院でもあり、服装やアルコールに関しては厳しいセキュリティーチェックがあります。
ワットプラケオに着いてから、見学禁止とならないように、前もって覚えておくといいですね。
バンコクのワットプラケオ(王宮寺院)まとめ
メインとなるエメラルドの仏像が安置されたワットプラケオ、黄金の仏塔、図書館、アンコールワットの模型、王宮をご紹介しました。
ワットプラケオは、夜のライトアップされた姿も絵になります。夜にも多くの観光客を見かけることができます。
エメラルドの仏像は、タイをはじめラオスへも渡ったという歴史がありました。このようなドラマがあった仏像だとご存知だったでしょうか?
ワットプラケオは、王室専用の寺院でもありますので、服装には気を付ける必要はありますが、魅力がいっぱいの寺院です。
ぜひ王宮寺院のワットプラケオに出かけてみることをおすすめします。
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以下の記事では、ワットプラケオ以外にもワットアルン、ワットポーのことを紹介してますので、合わせてご覧ください→バンコクの三大寺院観光【渡し船での回り方】
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