タイのバンコクで大人気のタクシー配車アプリ「Grab(グラブ)」。目的地を入力するだけで、目的地まで連れて行ってもらえます。
Grabでは、乗車前に金額や目的地が確定するので、ぼったくられる心配がない&乗車してから、運転手に目的地を説明する必要がないなど、とても便利なタクシー配車アプリです。
今回はタイ・バンコクでタクシー配車アプリ「Grab」を実際に使用してみましたので、使用方法と注意点、Grabの退会方法などをご紹介します。
タイ・バンコクで使えるタクシー配車アプリ「Grab」
Grabはバンコクを含め、東南アジアで展開されているタクシー配車アプリ。
近くのGrabに登録しているタクシーや一般のドライバーをアプリで呼び寄せ、目的地まで連れて行ってくれるサービスです。
Grabを使用して乗車した人がドライバーの評価をするので、悪質なドライバーは消えていき、自然とサービスの質は高くなります。
そのため、通常のタクシーよりも安心して乗車することができ、バンコクでも大人気。バンコクでは、そこら中にGrabタクシーが走っています。
Grabの本社はシンガポールにあり、マレーシア、フィリピン、シンガポール、タイ、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアでタクシー配車アプリサービスを提供しています。
バンコクではGrabのみ!Uberはなくなった
同じような配車アプリに世界中でよく使用されている「Uber(ウーバー)」がありますが、2018年3月、「Uber(ウーバー)」が東南アジア事業を「Grab」に売却しました。
売却によって、タイを含めたマレーシア、フィリピン、シンガポール、ベトナム、インドネシア、ミャンマー、カンボジアではUberは使用できなくなりました。
現在はGrabが東南アジア最大のタクシー配車アプリとなっています。
Grabをバンコクで使うメリット
Grabをバンコクで使うメリットは以下のようなものがあります。
- タクシーがすぐに捕まらないような場所(目印のないどこか全くわからない道など)でもスマホの位置情報を使って、迎えに来てくれる
- 乗車前に金額が確定する(=ぼったくられる心配がない)。ただし、高速道路に乗る場合は高速料金が別途かかります。
- Grab車の現在地、目的地までの距離、到着予定時間が一目でわかる
- 乗車前に目的地を確定するので、乗車してから説明が要らない(=タイ語や英語がわからなくても伝えられる)
- ドライバーは乗車した人に評価されるので、悪質なドライバーが少ない。
バンコクのスワンナプーム空港では、タクシー待ちで長蛇の列が起こることがよくあります。
Grabを使えば、タイミングが良ければ、待ち時間ほぼなしで乗車することもできますよ。
乗車前に金額が確定すると言いましたが、車種選択の時に「Grab Taxi」という車種があります。
「Grab Taxi」は金額確定ではなく、通常のタクシーのように料金が上がっていくシステムです。
以下の画像の青丸の「Grab Car」を選ぶと、乗車前に料金が534バーツに確定となります。赤丸の「Grab Taxi」を選ぶと、平均の料金が出てきます。
バンコクでは道路が渋滞することもよくありますので、「Grab Car」を選択するのが無難です。
Grabを使うデメリット
渋滞が激しいバンコクではGrabの車が迎えに来るのに時間がかかるときがあります。
特に混雑している道路周辺や空港ではけっこう待つときもあります。(車の予想到着時間はGrabアプリに表示されます)
普通のタクシーはいっぱい走っているのに、Grabの車が周辺にない場合には、普通のタクシーを選んだ方がいいでしょう。
Grabの登録・バンコクでの使用方法
それでは、Grabの登録・バンコクでの使用方法をご説明します。
1.登録
まず、アプリをダウンロードします。ダウンロードしたアプリを開くと、すぐに登録・ログイン画面となります。
Grabは登録もしくはFacebookかGoogleのアカウントにログインしなければ、使えません。
登録の際には電話番号を入力し、その電話番号に届いた暗証番号を入力しなければなりませんので、登録する場合には事前に日本国内でしていくといいでしょう。
出国前に登録をしてない場合にはFacebookかGoogleからログインしてください。
2.バンコクでの使用方法
バンコクでのGrabの使用方法はとても簡単。目的地を検索し、乗車する車種タイプ(Car、Van、Bikeなど)を選択するだけ。
あとは近くの車がランダムで配車され、迎えに来てくれます。ナンバープレートの番号と顔が表示されるので、Grabアプリ上の車の位置が近づいてきたら、車のナンバープレートを確認しましょう。
※GPSで場所を特定しますので、スマホのGrabアプリの位置情報をONにしてないと、使用できません
画像に沿って、具体的な方法を説明していきます。
①目的地設定
赤丸のところに目的地を入力ます。日本語で入れてもだいたいの場所は反映されます。
反映されないときは英語で入力してみてください。
②車種の選択
普通の場合は「Grab Car」を選択します。
すると、Grabに登録している近くの車が配車され、迎えに来てくれます。
配車後はドライバーの顔とナンバープレートが表示されます。
安く行きたい場合は「Grab Bike(二人乗りの後ろに乗ります)」、5~10人と人数が多い場合には「Grab Van」、良い車に乗りたい場合は「Premium」の項目から選択します。
通常のタクシー同様、メーターで料金を決めたい場合には「Grab Taxi」を選択します。
③乗車する
Grabアプリに表示されている車の位置が、自分が待っている場所に近づいてきたら、表示されているナンバープレートと実際の車のナンバープレートを確認します。
同じであれば、手を振るなどして、ドライバーに知らせます。荷物がある場合は、トランクに載せるなどして、乗車します。
例外ですが、たまに場所がわからなかったり、「もうすぐ着くよ」とGrabでメッセージや電話してくるドライバーもいます。
場所がわかってない場合には近くの目印を返信しましょう。(空港のゲートNo.など聞かれる場合が多いです。)
一度、電話で場所を聞かれたときはドライバーは英語が通じず、かなり困りました。
アプリの位置情報と数字でなんとか合流はできましたが。バンコクでは英語があまり通じないので注意が必要です。
④目的地に到着したらお金を払う
目的地に到着したら、乗車前に確定していたお金を払います(上記の例で言うと534バーツ。もし、高速道路を通ったなら、プラスで高速代が必要です)。
「現金」もしくはクレジットカードを登録した「Grab Pay」で支払います。支払いに関しては後ほど詳しくご説明します。払い終えたら車から降ります。
注意!Grabの乗車賃以外に高速料金がかかる場合も
バンコクでは、Grabの乗車賃以外にも高速料金がかかる場合があります。
基本的には、乗車以外には料金はかからないのですが、空港から市街地へ向かう場合などは高速道路を通るため、高速料金を別途払います。
例えば、ドンムアン空港から市街地までで、90バーツ(314円ほど)くらいです。高速代はGrabタクシーだけでなく、普通のタクシーに乗っても同じくかかります。
高速使わないでって伝えると、下道で行ってくれます。時間は大きく掛かってしまいますし、運転手には嫌がられます。
高額ではないので、高速代を払ってしまうといいでしょう。
支払い方法
Grabの支払い方法は「現金」または「Grab Pay」を選ぶことができます。
現金で支払いをする場合、お釣りをあまりもってない車もあるので、事前に小銭を準備しておくといいでしょう。
Grab Payは事前にクレジットカードを登録しておくことで、現金がないときにでもGrabを使用することができます。
日本国内からではクレジットカード登録ができませんので、現地に着いてから登録する必要があります。
バンコクでGrabアプリを見せながら寄ってくる人
バンコクや観光地などでGrabアプリの画面を見せながら近寄ってくる人がいます。目的地を聞いてきて、Grabで検索し、同じ料金で目的地まで連れてってくれます。
僕は二度ほど使用しましたが問題なく、目的地まで連れてってもらえました。しかしながら、その人たちはGrabと同料金ですが、正式にGrabを通さないんです。
ということは、どういうことかおわかりでしょうか?考えられる理由は二つあります。
- Grabの手数料が高いから、手数料を払わないため。
- Grabでのドライバー評価が悪いので、見られるとキャンセルされるから。
二つ目の理由の場合もあると思うので、できるだけ正式なGrabを通すようにしましょう。
Grabの退会方法
Grabの登録は簡単ですが、退会方法は難しいのでご説明しておきます。
アカウントの削除、つまり退会はアプリではできません。
Grabアプリの退会方法は、Grabホームぺージにある退会フォーム(Deactivate my Grab account)に必要事項を入力し、退会します。
必要事項はGrab登録時に入力した情報で、上から「名前、電話番号、Eメールアドレス、理由、理由の説明」です。
入力後、緑の「submit」ボタンを押すと退会完了です。
一度、Grabを退会すると、ポイントはすべて消えてしまいますので、ご注意ください。
タイ・バンコクでの使えるタクシー配車アプリ「Grab」まとめ
今回は、タクシー配車アプリ「Grab」の使用方法と実際にタイ・バンコクで使用してみてわかった注意点をご紹介しました。
Grabだけでなく、時と場合によっては普通のタクシーを使った方が便利だったり、安くなる場合もありますが、安心感という面ではGrabに軍配が上がると思います。
バンコクの普通のタクシーはぼったくられる可能性もあるからです。
もしGrabで表示された料金が高かったら、その金額を元にタクシーと交渉するのもいいかもしれません。(バンコクでは英語はあまり通じませんが・・・)
皆様の安全な旅を祈っています。ありがとうございました。
以下の記事では、Grab以外にもタイ・バンコクのおすすめ観光を詳しくご紹介していますので、合わせてご覧ください→【2020年版】バンコクで必ず行きたいおすすめ観光13選