奄美大島のローカルフード「鶏飯」。
鶏飯と言っても、想像つきにくいかもしれません。ごはんに具材(鶏肉、錦糸卵、ネギ、海苔など)をのせ、鶏スープをかけて食べるのが奄美大島の郷土料理の鶏飯です。
「奄美で鶏飯を食べるならどこが美味しいか」を地元の人に聞くと、「みなとや」、「ひさ倉」、「鳥しん」の3店の名前が多く挙がります。
「みなとや」は空港から車で10分ほどで行けるので、奄美に着いてすぐ行けますし、帰る前のちょっとした時間で立ち寄ることができます。
今回は、地元の人にも観光客にも大人気の奄美大島名物の鶏飯のお店「みなとや」をご紹介します。
空港近くの大人気「みなとや」の奄美大島名物の鶏飯
空港近くの大人気「みなとや」の奄美大島名物の鶏飯を詳しくご紹介してきます。
奄美大島名物の「鶏飯」とは
「鶏飯」と聞くと、炊き込みご飯を想像する人が多いのではないでしょうか。
元々の「鶏飯」は、江戸時代に役人をもてなすために作られた「鶏肉の炊き込みごはん」もの。
現在の奄美大島の郷土料理の鶏飯は、アレンジが加えられ、ごはんに具材をのせ、鶏スープをかけて食べるものとなりました。
ご飯に、鶏肉、錦糸卵、ネギ、海苔などをのせ、鶏のスープをかけて食べます。鶏のスープで食べるお茶漬けといったイメージでしょうか。
大人気店「みなとや」
奄美大島の鶏飯の大人気店の「みなとや」は、昭和21年に創業した歴史のある鶏飯専門店。たたずまいからして、美味しそうな雰囲気が漂っています。
店の前には立派な鶏の像があります。儲かっているのでしょうね。
像の横には10台分くらいの駐車場があります。白線はなく、適当に駐車する感じです。他のお客さんの迷惑にならないように駐車しましょう。
お店の中に入ると、たくさんの貝や焼き物が置かれており、販売されています。
僕が来店したのは土曜のお昼12時くらい。お昼に時間帯にも関わらず、お客さんはそこまで多くありませんでしたので、すぐに席に着くことができました。
空港から「みなとや」までは、車で10分程度。11kmありますので、歩いてではちょっと遠いです。
元祖鶏飯みなとや
【住所】鹿児島県奄美市笠利町外金久81(空港から約11km/10分程度)
【営業時間】11:00~15:00頃(ラストオーダー14:30) ※材料がなくなったら終了
【定休日】不定休
【席数】テーブル24席、掘りごたつ式座敷64席
【駐車場】約10台
「みなとや」の鶏飯
当日はオーダーをして、5分ほどで「鶏飯」が運ばれてきました。
ご飯、鶏で取ったスープ、具材(茹でられた鶏肉、錦糸卵、ネギ、しいたけ、海苔、大根の漬物、みかんの皮)です。
「みなとや」の鶏飯は一人前は1,000円。ご飯もスープも追加料金300円を払えば、追加できます(子供用の小さめな鶏飯(500円)もありました)。
以下の写真のように、茶碗に半分くらいご飯を入れ、好きな具材を載せます。
スープは、新鮮な地元の鶏を丸ごと煮込んだ後、鶏を取り出して、塩と醤油で味を調えています。コクがあるんですが、あっさりとして、とても透き通った綺麗なスープです。
茶碗に盛ったごはんと具材にスープをかけて、できあがりです。
とにかくこの鶏スープが美味しい。コクのあるお茶漬けのよう。具なしで、ご飯にスープだけでも美味しく食べられます。
とでも美味しかったので、茶碗4杯分さらっと食べれました。スープが余ったので、300円で、ご飯の追加までしちゃいました。
鶏飯を帰っても食べたいという人は、家庭で簡単に作れるフリーズドライも販売してますので、試してみてください。
「みなとや」では地産の鶏を丸ごと使ってスープを作っていて、当日に作ったスープしか使いません。
営業時間は15時までですが、スープがなくなったら閉店です。地元の人いわく、「駐車所も少ないし、スープがなくなったら終わりやから早めに行った方がいいよ」とのこと。
「みなとや」の鶏飯以外のメニュー
「みなとや」では鶏飯以外のメニューは多いとは言えません。
鶏皮の炙り焼き(300円)、豚のみそ漬け(300円)、猪肉炙り焼き(700円)もずく(300円)など。食べてはないのですが、猪肉炙り焼きが気になります。w
ドリンクはパッションフルーツジュースや奄美の名産の「みき(白米・砂糖・さつまいもで作る、奄美の伝統的飲み物)」などのソフトドリンク。
種類は少ないですが、ビールや焼酎、ハブ酒などのアルコールもあります。
空港近くの大人気「みなとや」の奄美大島名物の鶏飯まとめ
今回は、奄美大島名物の郷土料理「鶏飯」の大人気店「みなとや」をご紹介しました。
コクがあるけど、あっさりとしている透き通った鶏飯のスープに「みなとや」のこだわりが感じられます。
奄美空港からも車で10分程度の場所にあるので、奄美大島に着いてすぐにでも、帰り際にでも食べることが可能。
地元の人に聞いても一番おいしいとの呼び声も高いのが「みなとや」です。皇室も認めたという鶏飯を食べてみてはいかがでしょうか?
みなとやの鶏飯以外にも奄美大島の観光スポットなどを紹介した記事はコチラ→一泊二日で楽しむ奄美観光9選【奄美東側の観光まとめ】