ヒマラヤ山脈のアンナプルナ(標高8,091m)、マチャプチャレ(標高6,993m)などの世界最高峰の山々を間近で見てみたいと思いませんか?
標高が高く、雪山ですし、登るには相当な訓練や体力が必要となるので、初心者が簡単に登ることはできません。
しかし、ポカラから日帰りでも行ける「ダンプス」という高地にある村からはそのアンナプルナやマチャプチャレが一望できるのです。
高地と言っても、標高1,800mしかないので、訓練を必要とせず、体力に自信のない方でも大丈夫。登山の装備が全くなくても構いません。
今回は、登山装備なし・観光気分で行けるポカラからダンプスへの一泊二日トレッキングをご紹介します。
ポカラからダンプスへ一泊二日トレッキング!登山装備なし・観光気分でも大丈夫!
それでは、ポカラからダンプスへの一泊二日トレッキングを詳しく説明していきます。
ダンプスへ行くときの装備・持ち物
ポカラからダンプスへ行くのに、山登り用の装備は全く必要ありません。僕らも全く何も準備していませんでした。
ダンプスへは数時間歩くだけですので、スニーカーで充分です。
ただし、ネパールは昼夜の気温差がかなりありますので、防寒対策だけはしっかりしておきましょう。
夏場は平均最高気温が約30度に対して、平均最低気温が約20度。冬場は平均最高気温が約20度に対して、平均最低気温が0度近く。
冬場は昼間は半袖でも過ごせるくらいですが、夜はしっかしりた防寒対策が必要となります。
ちなみに僕らが登ったのは1月ですが、僕ら日本人はフリースに防水・防風のマウンテンパーカーを着てても、夜は寒かったです。
現地で仲良くなったネパール人も一緒に登ったのですが、彼は長袖シャツにパーカーを着てただけで、夜も寒くないとのこと。しかも手ぶらで登ってました。w
ダンプスの夜は寒いので、防寒対策だけはしっかりしておきましょう。
この記事をご覧の方で、防寒着を持ってきてないという方もいらっしゃるかもしれません。ポカラには本物かわかりませんが、ノースフェイスなどの防寒着やシルクの暖かいストールを安く売ってるお店があります。
防寒着を何も持ってない人はポカラで購入するのも一つですね。
そして、ダンプスの山を歩いている途中に売店はありますが、飲み物やちょっとしたお菓子、食べ物は持っていきましょう。
また、ダンプスの山頂付近にはレストランはありません。宿泊先のロッジなどに夕食と朝食が付いてない場合には、もちろん食料も忘れずに。
・スニーカーでも大丈夫。
・昼夜の気温差が激しいので、防寒対策だけは怠らないように。
・山歩きの途中に売店はあるが、念のため飲み物やちょっとした食べ物は準備しておきましょう。
・宿泊先で食事が付いてない場合は食料も持っていこう。
ポカラからダンプスへの所要時間
ネパール中部のガンダキ・プラデーシュ州の州都である「ポカラ」。
ポカラからヒマラヤ山脈の8,000m級の山々までの距離は近く、ポカラはトレッキングの基地として知られています。
ポカラからダンプスのふもとの登山道があるフェディ村までは約15kmで車で30分くらい、マチャプチャレツーリストロードまでは約20kmで車で40分くらい。
僕らは行きは「マチャプチャレツーリストロード」を登りましたが、帰りは「フェディ村」へ下るルートを通りました。
マチャプチャレツーリストロードは緩やかな道ですが、ダンプスまでは休憩を除いて、三時間ほど。フェディからだと2時間ほどで登れますが、道が急なので、けっこう疲れます。僕は下りでも疲れました。
ポカラからダンプスのふもと「マチャプチャレツーリストロード」まで
ポカラからダンプスのふもと「フェディ」まで
ダンプストレッキング(マチャプチャレツーリストロード)
ダンプスのトレッキングは先ほどもお話ししたように片道2~3時間。日帰りでもトレッキングできるほどの山ですが、景色も綺麗ですし、ゆっくりできるのであれば、一泊二日以上で行くのがおすすめ。
マチャプチャレツーリストロードの登り始めは、ずっとこのような道です。
奥に小さく人影があるのが見えますか?ダンプスの山あいの村に住んでいる子どもたちです。
山を登る外国人(ネパール人以外)がよく食べ物をあげるようで、チョコちょうだいと寄ってきます。あいにく、食べ物を何も持ってなかったので、何もあげれてません。
途中からは石畳の道も出てきます。民家のすぐ脇を通る道です。住民や牛などに会いますが、外国人にも見慣れた様子で、特に反応はありません。
マチャプチャレツーリストロードには売店もあります。ここでホットのチャイを買って、飲みました。水やお菓子なども売ってます。
ダンプスの頂上付近には小・中学校がありました。学校も少ないので、この子たちは毎日片道2時間~3時間くらいかけて、学校に来るそうです。足腰鍛えられそうですね。
ダンプスから見る「マチャプチャレ」
三時間くらい歩いて、ダンプスの頂上付近まで行くと、家やホテル、ロッジなどがけっこうあります。
歩いている途中でマチャプチャレが見えました。でかい。
以下は、次の日の朝のマチャプチャレの画像です。
左がアンナプルナ、右がマチャプチャレ。アンナプルナの方が高いからすごいのかと思ってましたが、ネパール人からするとマチャプチャレは神聖な場所だそうで、価値があります。登山も禁止されています。
雪山はとにかく綺麗で、神秘的。たった三時間の山登りで、この景色が見るって、幸せです。
以下の画像は、ダンプスから見た朝日。これは雪山ではなく、太陽が昇る東の山。
ダンプスのホテル「Hotel Panorama」
僕らか泊まったダンプスのホテルは「Hotel Panaroma」。一応ホテルということでしたが、ゲストハウスやロッジといった感じ。
日本の冬場でいけるくらい厚着した上から、そのまま布団をかぶりましたが、夜寝る時はめちゃくちゃ寒かったです。何度も言いますが、防寒対策だけはしっかりしておきましょう。
たまたま同じ日に泊まってた地元の大学生たちも一緒にBBQをして、お酒を飲んだりも。
カトマンズ発!ダンプス村トレッキング観光ツアー<貸切/2泊3日/日本語ガイド/食事付>
登山装備なしで行けるポカラからダンプス一泊二日トレッキングまとめ
今回は、装備なしでも行けるポカラからダンプスへの一泊二日トレッキングをご紹介しました。
ポカラから日帰りでも気軽に行くことができる「ダンプス」。
一泊二日でダンプスに登る場合、登山の装備は特に必要ありません。スニーカーと防寒着さえあれば、大丈夫です。
宿泊施設に暖房器具がない場合は、防寒対策は十分すぎるくらいにしておくとベスト。
山を歩いている途中に、飲み物とお菓子などを販売している売店もありますが、あらかじめ飲み物と食べ物は準備しておきましょう。
ダンプスの山頂からは、アンナプルナ、マチャプチャレに加え、日本では見ることができないほど綺麗な朝日や夕日、満天の星空、流れ星などの絶景を見ることができます。
ぜひ一泊二日で、ポカラからダンプスへ行ってみてください。