台北は、日本人にも人気の旅行先。
初めて台北を観光する人にとっては、言葉の通じない国ですし、どうやって移動すればいいのか分かりませんよね。
今回は、台北の市内観光でおすすめの移動手段を比較して、解説していきます。
台北の市内観光におすすめの移動手段を比較して解説
それでは、台北市内を観光するのに、おすすめの移動手段は「地下鉄、バス、タクシー徒歩」。
外国人観光客だけでなく、台北に住む人々にとっても主な交通手段です。では、台北の移動通手段の特性をひとつずつ見ていきましょう。
地下鉄(MRT)
まず1つ目は「地下鉄(MRT)」。料金は片道20~65元(身長115cm以下の子供は無料)。
他に一日乗り放題の一日乗車券が180元、地下鉄だけでなく市内バスも乗り放題の1日券(180元)、2日券(310元)、3日券(440元)などもあります。
台北の地下鉄は構内からホームがきれいで、飲食厳禁の為か車内はとても清潔感があります。
また路線図や乗り換えも分かりやすく、ホームに次の電車の電光案内板もあり、日本の地下鉄とあまり変わりません。
ただし、台湾の地下鉄は飲食厳禁です。車内はもちろん、構内も水を飲むのもガムを噛むのもNG。
うっかりガムを噛んだまま地下鉄に乗っていたら、「飲食をするな!」と他の乗客に殴られたという人もいるほど台湾ではNGな行為なのです。
・安い
・わかりやすい
・きれいで快適
・飲食厳禁(かなり厳しい)
・駅から観光地まで遠い場合がある
・景色が楽しめない
バス
2つ目は「バス」です。
市営バスはもちろん民間会社や近郊都市のバスまで、400路線以上のバスが台北を走っています。
目的地までの便と時間と乗り方がわかっていれば、利用するのにあまり難しいことはありません。
MRT駅の売店やコンビニなどで、路線ガイドブックも100~220元程度で販売してますので、購入してもいいでしょう。
主要観光地へはほぼバスで行けます。
・観光地の前までだいたい行ける
・タクシーより安い
・バスの番号と路線図で確認すればほぼ間違えることはない
・バス内での両替が出来ない
・運転が荒い
・観光地に行くバスは時間帯によっては大混雑
ただし、九份へのバスを利用する場合は注意点があります。
九份は夕暮れ~夜が景観がもっともキレイな時間帯となるため、その時間を目当てにバスの利用者が殺到します。
「15時~16時の時間帯の九份へ向かうバス」、「18時~20時の時間帯に台北へ帰るバス」は利用者が多く、待たなければならないことが多々あります。
特に18時~20時の時間帯の台北へ帰るバスの順番待ちに1~2時間かかることも。バスを待つ時間も考慮して、帰りのバスの時間を計画しなくてはいけません。
タクシー
3つ目は「タクシー」です。
台北のタクシー料金はメーター制で、初乗り(1.5km)が70元(夜間は1.25km)で、それ以降は250mごと(時速5km以下の場合は1分40秒ごとに)5元ずつ加算されます。
バスに比べてすこし高いですが、3~4人で割り勘にすれば、けっこう安く利用できます。
日本語が話せる運転手さんもたまにいますので、道中で台北の観光地について教えてくれることも。
台北ではボッタクリや無許可の白タクなどの悪質タクシーはあまりありません。ただ運転手の当たり外れがあり、最悪の場合は料金トラブルにあう可能性も。
乗る前に目的地までいくらか聞いてみるなど、運転手の対応を見てから乗るかどうかを判断しましょう。
タクシーを利用する外国人観光客は多いので、タクシー側も慣れています。地図や住所などを見せればスムーズに利用できるでしょう。
・目的地まで簡単に行ける
・日本よりも安い
・値段の交渉も可
・ほかの交通手段よりは料金が高い
・運転手によって当たり外れがある
・運転が荒い
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徒歩
4つ目は「徒歩」です。
台北では開けっ放しの民家や店舗が多いので、前を通るだけで生活スタイルが見れて、楽しみながら移動できます。
グーグルマップで目的地を検索すれば、ルートだけでなく所要時間も分かるので、体力と時間と天気に余裕がありそうなら積極的に歩くのもおすすめ。
台北の主要部である台北駅~中山駅間は地下街もあり、かなりの距離にわたって店舗が並んでるので、歩きながらショッピングも楽しめますよ。
・観光がてら移動できる
・ガイドブックに載っていない発見がある
・GPSのマップさえあればどこへでも行ける
・長距離の移動ができない
・スコールに遭う可能性がある
台北の道路事情
台北を観光する前に色々調べたときに、どこにも載っていないのが道路事情。
台北駅周辺や都市部は大きな駅ビルや高層ビルが立ち並び、電飾が華やかで人通りも多く、かなり近代的な風景があります。
ただ台湾の道路は舗装がかなり痛んでおり、補修が追いついていない箇所も多く、道路の凹凸がひどく、走行中は上下の揺れが激しいです。
揺れが激しいので、乗り物酔いを起こす可能性があります。
もし、車移動の目的地が食べ物メインである場合は特に要注意。夜市などでは臭豆腐などのニオイがきつい食べ物をそこらじゅうで売っています。
地面が良くないのだから、誰が運転してもそれなりの乗り心地です。
長い時間乗らない近い距離なら問題ないかもしれませんが、例えば、九份へは台北駅からだとバスやタクシーで約1時間かかります。
乗り物酔いしやすい人は、酔い止めを飲んで行きましょう。
台北観光におすすめの交通手段は地下鉄(MRT)
以上のように、道路を走るものはあまりおすすめしません。
乗り物酔いを起こしてしまうと食事に影響しますので、醍醐味を味わえなくて悔しい思いをする事も。
となると残っているのは地下鉄ですが、台湾の地下鉄(MRT)は先ほどもご説明したように、感動するくらい快適なのです。
おすすめする理由は、バスやタクシーの乗り心地が悪いからではなく、地下鉄が優秀すぎるからです。
初めての台北観光にはツアーバスがおすすめ
ツアーバスはホテルから目的地、観光地からホテルまで連れて行ってくれるので確実で安心。
空港からホテルまでの送迎バスなどもあり、台北初心者には嬉しいシステムです。
ツアーバスの良い点は、事前に申し込めて、分かりやすい集合場所にさえ行けば自動的に目的地まで連れて行ってくれるところ。
しかし、それ以上に魅力なのがガイドさんによる観光案内。
空港からの迎えのバスは道中に見える観光名所の説明などの他に、台湾を旅行する為の豆知識やマナー、気をつけたほうがいい点などをたくさん教えてくれます。
これから旅行する際に知っておきたい情報が満載です。
台湾人のガイドさんのほとんどが日本への留学経験があり、日本が大好きな人ばかり。日本語もとても上手で、丁寧な説明と楽しいおしゃべりで、みんな優しい。
観光地へのツアーバスでは、観光地の説明、上手な回り方、撮影ポイント、おすすめのグルメやお土産などを教えてくれます。
帰国日の空港への送迎バスでは、持ち込めるお酒の量や搭乗手続きの手順を、行き先別に丁寧に説明してくれます。
空港に着いたら、バスを降りて空港内の搭乗カウンターの前まで連れて行ってくれて、手を振って見送ってくれます。
交通手段としてもとても便利ですが、それ以上に得るものが大きいです。
ここで教えてもらった知識はまた台湾に訪れる際にも必ず役立つ知識になるので、こちらも一度は必ず利用して欲しいです。
台北の市内観光におすすめの移動手段を比較して解説まとめ
今回は、台北の市内観光におすすめの移動手段をご紹介しました。
台北の市内観光の移動には優秀な地下鉄がおすすめです。
おいしいグルメを目的に台北を訪れる人が多いと思うので、バスやタクシーなどの乗り物酔いするかもしれない乗り物は避けるのがいいかもしれません。
バスやタクシーを使わなければならない事もあると思うので、酔い止めなどの準備を怠りなく。
そして、初めて台北へ旅行で行かれる方はぜひツアーバスをつかってみてください。
空港までの送迎バスはもちろんのこと、観光地を回るツアーは自動的に目的地まで連れて行ってくれますし、ガイドさんが日本語でいろいろなことを教えてくれます。
移動の時間も観光のひとときとして、ぜひ楽しんでみてください!
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