山だけでなく、川や海も美しく、大自然にあふれた屋久島。
世界自然遺産に登録されており、推定樹齢7200年とも言われる縄文杉、なかでも神秘的な白谷雲水峡、天然の平内海中温泉はぜひ訪れたいスポットです。
屋久島には「フェリー・高速船・飛行機」でのアクセス方法がありますが、どれで行くのが一番安いんだろう、早く行けるんだろうと考えますよね。
今回は時間や料金からみる、屋久島へのアクセス方法を徹底比較します。
ご自身にあったアクセス方法をみつけてください。
・屋久島への行き方がわからない
・屋久島への最適なアクセス方法がわからない
屋久島の場所
屋久島は鹿児島県の島で、鹿児島本土から南に約65キロ南下した場所にあります。
65kmしか離れてませんが、フェリーで屋久島へ行くにはけっこう時間が掛かります。(後ほど詳しく説明します)
また、屋久島の西には口永良部島、東には種子島があり、三島はフェリーでつながっています。
屋久島へのアクセス方法3つ
屋久島へのアクセス方法は「フェリー・高速船・飛行機」の3つです。一覧にまとめましたのでご確認ください。
●屋久島へのアクセス方法比較表
フェリー | 高速船 | 飛行機 | |
時間 | 鹿児島から4時間~25時間 | 鹿児島から2時間~3時間 | 鹿児島から約30分。福岡から約1時間。大阪伊丹から約1時間半。 |
往復料金 | 4,220円~9,500円ほど | 1万6,200円ほど | 鹿児島から7,420円~。福岡から12,170円~。大阪伊丹から15,921円~。 |
メリット | 船旅気分を味わえる。自転車やバイク、車を持ち込める。 | 速い。1日6便あるので、自由に移動できる。 | 圧倒的に早い。鹿児島からは1日6便。冬場は便数が少なくなる。 |
デメリット | 乗船時間が長い。1日1便のみ。 | 揺れるので、船酔い注意。 | 福岡、大阪伊丹からは1日1便のみ。繁忙期は高く、チケットも取りづらい。 |
それでは「屋久島のアクセス方法」詳細を一つずつ確認していきましょう。
屋久島へ一番安くアクセスできる「フェリー」
屋久島へのアクセス方法1つ目は「フェリー」。
フェリーのメリットは「価格が安いところ、車を持ち込むことができること」で、デメリットは「屋久島まで長時間がかかること」です。
屋久島へアクセスするフェリーは三種類あります。
- フェリー屋久島2・・・鹿児島本港南埠頭から宮之浦港(屋久島)まで4時間
- フェリーはいびすかす・・・谷山港(鹿児島)から宮之浦港まで11時間
- フェリー太陽・・・島間港(種子島)から宮之浦港まで1時間、口永良部島から宮浦港まで1時間40分
・屋久島には港が二つありますが、フェリーはすべて宮之浦港発着です。鹿児島には鹿児島本港南埠頭と谷山港があり、フェリーによって、乗り場が異なるため、ご注意ください。
・船が大きいため、たいていの場合は予約なしでも大丈夫です。ゴールデンウィークや夏休みなどに旅行される方は念のため予約しておきましょう。予約は現在のところ、電話予約のみです。
※沖縄から屋久島へのフェリーもありますが、今回は割愛しています
フェリー屋久島2
「フェリー屋久島2」は1日1往復のみです。片道4時間かかります。
大人一人往復で9,500円~(学割適用で往復7,000円)です。昼には到着できるので、白谷雲水峡ならその日に行くこともできます。
車の持ち込みは軽で24,600円~(一人分の料金含む)。高いので、屋久島でレンタカーした方が安いです。
自転車やバイクは安く持ち込むことができるので、車よりおすすめです。
「フェリー屋久島2」と高速船の乗り場の「鹿児島本港南埠頭」とは別ですので、間違えないように注意ください。
詳しくは「フェリー屋久島2」のHPをご覧ください。
フェリーはいびすかす
「フェリーはいびすかす」も1日1往復のみ。とにかく安く、お金を節約したい人向け。
片道11時間かかりますが、大人一人往復で4,200円~と屋久島へ最安で行けます。
鹿児島(谷山港)から屋久島へは、18時発の夜行フェリーで朝7時に到着します。
種子島で朝まで待機する時間があるので、時間がかかるのです。
長時間の船旅ですが、とにかく安いですし、フェリーでもゆっくり眠れる方や時間を有効に使いたい方にはおすすめ。
こちらも車の持ち込み料金は高く、自転車やバイクの持ち込みされる方にはおすすめです。
・「フェリーはいびすかす」の鹿児島での乗り場は谷山港(鹿児島港七ツ島)発着場です。
詳しくはは「フェリーはいびすかす」のHPをご覧ください。
フェリー太陽
フェリー太陽は鹿児島からではなく、「口永良部島」と「種子島」からのフェリーです。
離島をいろいろ回る方におすすめ。
口永良部島からは大人一人片道4,220円、種子島からは2,880円で、どちらも1日1往復のみ。
詳しくは「フェリー太陽」のHPをご覧ください。
本数が一番多く、時間を選べる高速船
屋久島へのアクセス方法2つ目は高速船「トッピー・ロケット」です。
高速船はフェリーに比べて、速く、本数が多いのが特徴です。
直行便なら屋久島まで1時間50分ほどでアクセス可能。
指宿や種子島経由の便もありますが、時間は余計にかかってしまいます。
1日7往復ありますので、自由に時間を選ぶことができるのはうれしいですね。
料金は大人往復一人あたり16,200円。子どもは往復一人あたり8,100円です。
大きい船ではないので、けっこう揺れます。船酔いしやすい方は注意が必要です。
また、車を載せることはできません。
高速船の乗り場は屋久島では「宮之浦港」と「安房港」の二つがあるので、間違えないよう注意が必要です。
詳しくは「高速船トッピー・ロケット」のHPをご覧ください。
関西や福岡からもアクセス可能な飛行機
屋久島へのアクセス方法3つ目は「飛行機」です。
屋久島へは伊丹空港(大阪)、福岡空港、鹿児島空港から飛行機が飛んでます。
飛行機は時間的に圧倒的なメリットがあります。
デメリットは繁忙期にはチケットが取りづらいし、航空券が高いことです。
鹿児島まで飛行機で行って、フェリーや高速船に乗り換える方が総額が安くなることがほとんどですが、時期によってはすべて飛行機でアクセスした方が安くなることもあります。
運行している航空会社はJAC(日本エアコミューター)のみです。
航空券徹底比較『スカイスキャナー』で最安航空券を調べられるので、検索してみてください。
鹿児島から
飛行機で鹿児島から屋久島までは約30分で到着します。
1日5便です。料金は片道7,420円くらいからです。
福岡空港から
飛行機で福岡空港から屋久島までは約1時間で到着します。
1日1便です。片道12,120円くらいからです。
伊丹空港(大阪)から
飛行機で大阪の伊丹空港から屋久島までは約1時間30分です。
1日1便です。片道15,921円くらいからです。
屋久島へのアクセス方法まとめ
屋久島にアクセスする方法は三種類(フェリー・高速船・飛行機)ありますが、それぞれにメリット・デメリットがあります。
時間があって、屋久島に行くのに少しでも節約したい場合にはフェリー(特にフェリーはいびすかす)でのアクセス方法がおすすめです。
時間があまりないけど、自由な時間の使い方をしたい場合には当日でも予約が取れる高速船でのアクセス方法が便利です。
時間が全然ない場合には飛行機でのアクセスがおすすめです。時期によっては高速船を使うより、安く屋久島までいけることもあります。
本記事を参考に自分に合った方法で屋久島へ行ってみてください。
以下の記事では、屋久島内での交通手段について、詳しく説明してますので、合わせてご覧ください。
以下の記事では、屋久島観光のおすすめスポット・アクセス方法をまとめて紹介してますので、合わせてご覧ください。