ホーチミン観光の目玉の1つで、ホーチミンが誇る建築の傑作「サイゴン大聖堂」。
サイゴン大聖堂はネオゴシック様式とよばれる建築様式で、大聖堂の前には、涙を流したという噂で人々を驚かせたマリア像があります。別名「サイゴンのノートルダム」とも呼ばれています。
2017年からサイゴン大聖堂は改修工事を行なっており、現在は中に入ることができませんのでご注意を。
今回は、サイゴン大聖堂の見どころなどをご紹介します。
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ベトナムのノートルダム「サイゴン大聖堂」!
それでは、サイゴン大聖堂の見どころなどを詳しくご紹介していきます。
サイゴン大聖堂とは?
サイゴン大聖堂は、ベトナムがフランスの植民地になったときに、カトリックの入植者たちの手によってミサのために1865年に設立された教会です。
当初は別の場所にありましたが、老朽化などにより現在の位置に建て替えられました。今はホーチミンの中心地、1区にあり、統一会堂から二本通りを挟んだ先にあります。
サイゴン大聖堂の見どころ
サイゴン大聖堂はフランスが植民地に建てた教会の中でも持っても美しい大聖堂の一つです。現在でもホーチミンの都市建築の傑作として、結婚式などにも使われるほど。
サイゴン大聖堂の美しさはむき出しの赤レンガと、緻密に計算された建築によります。サイゴン大聖堂の外観に見られるレンガは漆喰が塗られておらず、レンガがそのまま表面に剥き出しとなっているのが特徴です。
外観は、どの角度から見ても美しいと評されるほどの建築美。セメント、鉄鋼からネジまで全ての建築資材をフランスから輸送して作られました。外観を覆う赤いレンガはマルセイユから運ばれたものです。
パリのノートルダム大聖堂と同じく二本の鐘楼があり、サイゴン大聖堂の建築様式はゴシック様式を再現したネオゴシック様式。二つの鐘楼の間にある時計はスイス製の1トン以上もある機械仕掛けで動きます。
薔薇窓はゴシック様式の特徴で、大きさと緻密さは素晴らしいです。また、サイゴン大聖堂内部には56枚の美しいステンドグラスの窓があります。31枚の薔薇と、25枚の聖書の場面などが描かれているステンドグラスです。
大聖堂の前にあるマリア像
教会前の公園はフラワーガーデンといい、マリア像が設置してあります。
マリア像は1959年に設置され、以降サイゴン大聖堂は「サイゴンのノートルダム」とよばれています(ノートルダムはフランス語で「我らが貴婦人」という意味で、聖母マリアを指しているのです)。
翌年の1960年にはバチカンのローマ教皇からサイゴンの大司教を設立され、バシリカが授与されています。そして、マリア像の台座のふもとにはベトナムと世界の平和への祈りが刻まれています。
フラワーガーデンのマリア像は2005年、なんと涙を流したと話題になりました。何千人もの人々がそれを見ようと押し掛け、警察がサイゴン大聖堂周辺の車の通行を禁止にするなど大きく注目されました。
真偽は確かではありませんが、今でもフラワーガーデンはこのマリア像に祈りをささげる人でにぎわっています。
サイゴン大聖堂周辺の観光スポット
サイゴン大聖堂内部には現在は入れないので、外観を楽しむと同時に、周辺の観光地も調べておきましょう。サイゴン大聖堂の周辺にはたくさん観光する場所があります。
統一会堂、ベンタイン市場など観光の定番が揃っています。夜のライトアップが綺麗な人民市庁舎などもおすすめです。
基本情報
サイゴン大聖堂の基本情報は以下となります。
サイゴン大聖堂
【住所】01 Công xã Paris, Bến Nghé, Quận 1, Hồ Chí Minh, Vietnam
8:00~11:00/15:00~16:00
ミサは、月~土曜は5:30/17:00。日曜は5:30/6:30/7:30/9:30/16:00/17:15/18:30。
※ただし、現在は工事中のため、入場できません。
【定休日】なし
ベトナムのノートルダム「サイゴン大聖堂」まとめ
今回は、サイゴン大聖堂の見どころを詳しくご紹介しました。
緻密に計算されて積まれた赤レンガのサイゴン大聖堂は「サイゴンのノートルダム」とよばれるほど美しい外観をしています。
また、サイゴンのノートルダムと言われる所以になったマリア像もみることができます。
統一会堂やベンタイン市場とあわせてサイゴン大聖堂に観光に行ってみてください。
以下の記事では、サイゴン大聖堂以外にもホーチミンの観光スポットをご紹介してますので、合わせてご覧ください→ホーチミンのおすすめ観光スポット&役立ち情報8選
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