タイの首都バンコクから日帰りで行ける人気の観光地として有名な「アユタヤ」。
アユタヤは14~18世紀に繁栄したタイ王国の王都であり、当時建設された寺院などの遺跡群は世界遺産に登録されています。
過去の戦争により破壊された跡も多々ありながら、いまも残る遺跡や仏像からはアユタヤの歴史が感じられます。
今回は、100カ所以上あると言われるアユタヤの遺跡の中から訪問するべきおすすめの遺跡5つを紹介します。
・アユタヤでどこの遺跡を観光すればいいかわからない
・時間がないから、たくさんのアユタヤ遺跡を回れない
世界遺産のアユタヤで絶対に訪れたい遺跡5つ
それでは、「世界遺産のアユタヤで絶対に訪れたい5つの遺跡」をご紹介します。
遺跡はまとまってあるわけではないので、アユタヤに着いたらトゥクトゥクをチャーターして、遺跡を回るのがいいでしょう。
アユタヤでトゥクトゥクをチャーターする方法は別記事で紹介してますので、合わせてご覧ください。
ワット・チャイワッタナラーム
「ワット・チャイワッタナラーム」はアユタヤで最も人気のある遺跡のひとつ。1600年代にプラサトン王が母の死をいたみ建てたと言われています。
特徴は高さが36メートルある仏塔。タイの伝統様式とカンボジアの伝統様式であるクメール様式をかけ合わせて建築されており、どことなくアンコールワットに似た雰囲気を醸し出しています。
また、チャオプラヤー川沿いに建立されているので、ボートに乗って、川から遺跡を見ることもできます。
川から見るワット・チャイワッタナラームは自然と融合してとても美しく、アユタヤに来たら必ず見ておきたい景色のひとつ。
夕暮れ時や、夜のライトアップも人気がある場所です。
基本情報
住所:Tambon Baanpom, Amphur Pra Nakorn Sri Ayutthaya, Ayutthaya
営業時間:8:00~18:00 ライトアップ:19:00~21:00
拝観料:50バーツ
ワット・マハタート
木の根に包まれた仏頭が有名な「ワット・マタハート」は14世紀後半に建立されたと言われています。
また、18世紀の半ばビルマ軍が侵略してきた際に破壊された部分も多く、頭のない仏像や崩れ落ちたレンガなどが敷地内にあり争いの歴史を感じさせます。
有名な木の根元にある仏頭もビルマ軍に破壊されたもので、切り落とされたあとに時間をかけて、木の根が仏塔を包み込むように育っていき現在のような形になりました。
仏頭を撮影するときは、敬意を持って自分の頭を仏頭よりも低くし、見上げるような形で撮影することがマナーとなっています。
基本情報
住所:Chikun Tha Wasukri Phra Nakhon Si Ayutthaya
営業時間:8:00~18:00 ライトアップ:19:00~21:00
拝観料:50バーツ
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン
「ワット・ヤイ・チャイ・モンコン」の高くそびえ立つ仏塔は72mもあり、遠くからでも目を引きます。
また、仏塔の周りには石像がずらりと並んでおりとても印象的。さらに敷地内には黄色い袈裟をかけられた真っ白な涅槃像(寝ている仏像)も有名です。
仏塔に登ることもでき、最上部から見るアユタヤの景色は爽快。また、登っている途中にある黄金の仏像に願い事をすれば、願い事が叶うと言われています。
ワット・ヤイ・チャイ・モンコン遺跡は1357年にアユタヤ初代の王であるウートーン王によって、スリランカから帰国した僧侶たちが、瞑想や修行をするための施設として、建てられた由緒ある寺院です。
基本情報
住所:Khlong Suan Phlu Phra Nakhon Si Ayutthaya Amphoe Phra Nakhon Si Ayutthaya
営業時間:8:00~17:00
拝観料:20バーツ
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ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット
「ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピット」は、赤い屋根と真っ白い壁が美しく目を引く寺院です。
ヴィハーンは本堂を指しており、プラ・モンコン・ボピットは寺院の中にある高さ17mタイ最大の黄金仏像を指しています。
18世紀の半ばに侵攻してきたビルマに、アユタヤ王朝は最後ここで破れました。一度ヴィハーン・プラ・モンコン・ボピットも破壊され、仏像も頭部と右腕が損傷を受けています。
その後は、何度か修復が繰り返され1956年にビルマの首相が来訪し、その寄付により本堂の再建立がされたそうです。ビルマによって破壊され、ビルマによって修復されるというドラマをあわせ持っています。
現役の寺院であり、アユタヤで最も参拝者が多く、美しい寺院と圧巻の黄金仏像は一見の価値があります。参拝時に自らの手で金箔を仏像に貼り付けることもできます。
基本情報
住所:Pratuchai Phra Nakhon Si Ayutthaya, 13000
営業時間:8:00~18:00 ライトアップ:19:00~21:00
拝観料:無料
ワット・プラ・シーサンペット
「ワット・プラ・シーサンペット」は1448年にトライローカナート王により建立され、時代の宮中行事はすべてここで行われていました。
アユタヤ王宮内で最も重要な寺院のひとつだと言われています。現代でいうバンコクのワット・プラケオにあたります。
有名な3つの仏塔には、アユタヤ最盛期の三代の王であるトライローカナート王、ボーロマラーチャーティラート3世、ラーマーティボーディー2世がまつられています。
アユタヤにある他の遺跡と比べ、保存状態が良好で、アユタヤ時代の建築様式がどのようなものであったかを知ることができます。夕暮れ時や夜にライトアップされた姿は、昼間見るものとは違い幻想的です。
基本情報
住所:Amphur Muang, Ayutthaya 13000
営業時間:7:00~18:00 ライトアップ:19:00~21:00
拝観料:50バーツ
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世界遺産のアユタヤで絶対に訪れたい遺跡まとめ
以上、アユタヤの世界遺産の遺跡5つを紹介いたしました。
今回紹介したアユタヤの遺跡は全てが近くにまとまってあるわけではありません。
時間があまりない人は旅行会社の日帰りツアーなどを利用し、効率よく訪れるかトゥクトゥクをチャーターすることをおすすめします。(アユタヤでトゥクトゥクをチャーターする方法はコチラ)
1泊2泊する場合は、自転車やバイクをレンタルして気の向くままに遺跡を訪れ、ひとつひとつの場所でのんびり過ごすのも有意義な時間になるでしょう。
アユタヤの歴史を感じに遺跡巡りしてみてください。
アユタヤを回るのには、楽で、値段もそんなに高くないトゥクトゥクをチャーターするのがおすすめ。チャーター方法を知りたい人は「アユタヤでトゥクトゥクをチャーターする方法」をご覧ください。
バンコクからアユタヤまで低料金で行ける電車について、知りたい人は「「電車でバンコクからアユタヤ行く方法」をご覧ください。