世界文化遺産に登録されているタイの古い都「アユタヤ」はバンコクから気軽に行ける世界遺産として、人気があります。
アユタヤは町のいたる所に「破壊されたままの寺院の遺跡」がそのままの状態で残されており、当時の繁栄ぶりをうかがえます。
バンコクからアユタヤへ行く方法は電車、タクシー、ロットゥー(乗り合いの小さいバス)とたくさんの行き方があります。
※中距離バスは現在運休中
タクシーは料金が高い。ロットゥーは渋滞で遅れる可能性があるし、すごく混むから気疲れするし…。
どちらもハードルが高いので、僕は電車で行くことにしました。
今回は、電車でバンコクからアユタヤ観光に行く方法を詳しく説明します。
・バンコクからアユタヤまで低料金で移動したい
・気疲れせずに落ち着いて行きたい
バンコクからアユタヤへ電車で行く方法
それでは、バンコクからアユタヤまで電車で行く方法を詳しく説明していきます。
バンコクからアユタヤまでの電車(鉄道)所要時間・時刻表
バンコクからアユタヤまでの距離は約80km。そんなに遠くはありません。
日本で車に乗る人の感覚からしたら、「近い」と感じる方も多いかもしれません。
しかしながら、特にバンコク周辺では交通渋滞により、車では想像以上に時間がかかってしまうこともよくありますので、電車がおすすめ。
バンコクからアユタヤまでの電車は「Ordinary(普通)、Rapid(急行)、Express(特急)、Special Express(超特急)」の4種類あります。
所要時間は1時間20分~2時間ほど。
例えば、Ordinary(普通)でも何分かかるかはスケジュールごとに違うので、必ず実際の乗車時間のスケジュールを確認するようにしてください。
以下の実際のバンコクからアユタヤまでの時刻表(2019/6/25現在)を見ていただくとわかるのですが、日本のように「普通電車だと何分」、「急行だと何分」というように時間が決まっているわけではありません。
バンコクからアユタヤまでの鉄道時刻表。タイ国有鉄道ホームページより引用
しかも、実際は時刻表の到着予定時間より早く着くことも遅れることもあります。時刻表は目安だと思ってください。w
最新の電車の時刻表はタイ国有鉄道ホームページより、以下の手順でご確認ください。日本語はありませんが、英語で見ることができます。
- Origin(出発地)を「Bangkok(バンコク)」に設定
- Destination(目的地)を「Ayutthaya(アユタヤ)」に設定
- Checkボタンを押す
- ページが切り替わり、時刻表が表示される
ちなみに、アユタヤからバンコクへの電車(鉄道)の時刻表も以下に載せておきますね。最新情報はタイ国有鉄道ホームページを見ていただく方が確実です。
アユタヤからバンコクまでの鉄道時刻表。タイ国有鉄道ホームページより引用
後ほど、詳しく説明しますが時刻表の「バンコク」とは「フアランポーン駅」のことです。
アユタヤへ行く電車の座席と乗車料金
先ほどもお話ししたようにバンコクからアユタヤへ行く電車は「Ordinary、Rapid、Express、Special Express」の4種類、座席は1等席~3等席まであります。
そして、乗車料金は以下の4つの要素で決まります。
- 電車タイプ
- エアコンの有り無し
- 座席が何等か
- 混雑する時期かどうか
例えば、「Ordinaryでエアコンなし、混雑しない時期」だと、バンコクからアユタヤまでは1等席が66バーツ(約230円)、2等席が35バーツ(約122円)、3等席が15バーツ(約52円)です。
乗車料金はタイ国有鉄道ホームページより、以下の手順で確認できます。
- 先ほどのように時刻表を表示させる
- 時刻の横にある「Fares」をクリック
赤丸部分が乗車料金です。
実際に僕がバンコクからアユタヤまで行くのにかかった乗車料金は「Special Expressの2等席エアコン付き」で345バーツ(約1,200円)でした。パン1つ、1ドリンク付きの指定席です。
帰りは「Expressの3等席エアコンなし」で20バーツ(約70円)でした。帰りの電車は席を選んだわけでなく、3等席&エアコンなしの席しか存在しない電車でした。
安いけど、暑いし、かなり混んでて、途中までは立って乗ってました。
予算と相談にはなりますが、できればエアコン付きの指定席のある電車がいいでしょう。
アユタヤ行きの電車乗り場はバンコクの「フアランポーン駅」
バンコクからアユタヤ行きの電車に乗る場合は、「フアランポーン駅」から乗るのが一般的です。
フアランポーン駅はバンコクからの始発駅です。MRTブルーラインの「フアランポーン駅」から歩いて、3分のところにあります。
朝一からアユタヤに電車で向かう人はフアランポーン駅すぐ近くにあるホテル「プライム ホテル セントラル ステーション バンコク」に宿泊するのがおすすめ。
そこまで綺麗ではないですが、立地と価格のバランス良しです。窓がない部屋もあるので、選ぶ際に注意しましょう。
こじんまりとしたルーフトップバーでウェルカムドリンクのサービスもあり。
こちらが実際のフアランポーン駅の外観。
駅前は交通量が激しいので、信号が青の場合は強引に渡らなければ、渡れません。
中に入ると、午前8時の時点ですでに電車待ちの人でいっぱい。イスに座りきれず、地べたに座っている人も多くいます。
駅のホームは暑いので、みんな駅舎内で待つんです。
駅内には売店やカフェ、ごはん屋さんがいくつか入っています。午前8時ではまだ開いてないお店もありました。
住所:รองเมือง Khwaeng Rong Muang, แขวง รองเมือง เขต ปทุมวัน Krung Thep Maha Nakhon 10330 タイ
アクセス:MRTブルーライン「フアランポーン駅」から徒歩3分
バンコクからアユタヤ行きの電車に乗車
フアランポーン駅で電車チケットを購入し、バンコクからアユタヤへ向かいます。
駅の一番奥にチケット売り場があります。
アユタヤに行きたいことを伝えると、電車を提案してくれます。エアコン付きの電車がいい方はこの時にあわせて伝えましょう。
エアコン付きかどうかを簡単に見分ける方法は、料金が200バーツを越えているかどうかで判断してください。200バーツ以上だとエアコン付きです。
チケットを購入できたら、チケット売り場の横にある通路からホームへ向かいます。
電車が到着して、乗客が降りたら、乗りこむことができます。
出発時刻に電車がちゃんと来てないこともありますが、指定席でない場合には早めに行って、席を確保できるよう準備しておいた方がいいでしょう。
電車でアユタヤに到着するタイミング
電車は早く着くことも遅れることもあるので、アユタヤに到着するタイミングがなかなかわかりません。
アナウンスを聞いても、タイ語なのでよくわかりませんし。
バンコクから電車に乗って、1時間を過ぎたあたりからはスマホで「Googleマップ」などを使用して、現在地とアユタヤの位置を確認しましょう。
また、どこかの駅に着いた時には何駅か確認するようにしましょう。
アユタヤは大勢の人が降りるので、間違えることはないと思いますが、海外ですので、念には念を入れて行動してください。
バンコクからアユタヤへ電車で行く方法まとめ
今回は、バンコクからアユタヤへ電車で行く方法をご紹介しました。
バンコクのフアランポーン駅からアユタヤ駅への電車は「Ordinary(普通)、Rapid(急行)、Express(特急)、Special Express(超特急)」の4種類あります。
バンコクからアユタヤまでの所要時間は1時間20分~2時間ほど。
時刻表はありますが、到着予定時間より早く着くことも遅れることもあるので、目安程度に考えましょう。
乗り過ごさないように、外の様子やマップでアユタヤの位置を確認することも大切です。
座席は1等~3等まであり、乗車料金は「電車タイプ、エアコンの有り無し、座席が何等か、混雑する時期かどうか」によって決まります。
エアコンなしは安いですが、かなり暑いです。予算に余裕があればエアコン付きの電車を選ぶことをおすすめします。
また、座席指定がない電車の場合は、電車が混むので、早めに乗車するようにしましょう。
バンコクからアユタヤへ電車で行こうと考えている方はぜひ参考にしてみてください。
アユタヤには100カ所以上の遺跡があります。どこの遺跡を観光したらいいかわからないという方は「アユタヤで必ず訪れたい遺跡5つ」をご覧ください。
アユタヤを回るのには、楽で、値段もそんなに高くないトゥクトゥクをチャーターするのがおすすめ。チャーター方法を知りたい人は「アユタヤでトゥクトゥクをチャーターする方法」をご覧ください。